インフルエンザの治療で用いられるタミフルは病院で処方してもらうことが最も安全な購入方法ではありますが、最近ではインターネットを利用した通販サイトで購入する方が増えてきています。

ネット通販サイトを利用する男性の写真

パンデミック発生時の備蓄タミフルの放出規約と使用法

インフルエンザの流行は、地域流行のエンデミックと感染範囲や感染者数がアウトブレイクするエピデミック、世界的大流行のパンデミックの3種に分類されています。
インフルエンザウィルスには、連続抗原変異と不連続抗原変異があります。連続抗原変異は、ウィルス表面のスパイク蛋白ヘモアグルチニンとノイラミニダーゼの一部のアミノ酸配列が変わる事によりウィルス表面蛋白が僅かに変化する為に、ウイルスに対する抗体の免疫作用が弱まり再感染が可能となり流行します。
不連続抗原変異は、一つの細胞に2種類の異なるインフルエンザウィルスが感染する事により、2つの異なる8分節のリボ核酸が交じり合い抗原性が大きく異なる新しいウィルス亜種が出現し、パンデミックを引き起こします。その為、新しいウィルス亜種に対する抗体を持っていない事により、発症後重症化するケースが多く甚大な被害となります。
国や地方自治体は、パンデミックに備えてタミフルを医薬品メーカーから市販価格の6割~7割で購入備蓄している為に、パンデミック時の備蓄用タミフルの使用法としては市場流通分が不足した時のみ放出出来ます。
インフルエンザの治療薬としての使用法は、ウイルス増殖のピークとなる発症後48時間以内に服用を開始し、1日2回の服用を5日間継続する必要性あり、37.5kg以下の小児の使用法は1kgあたり2mgを1日2回処方します。しかし、48時間以降の服用は薬理効果が低下します。予防薬としての使用法は、1日1回の服用を7日間~10間服用を継続しますが、感染症の予防の基本はワクチン療法でありワクチン療法をタミフルに置き換える事は出来無いので、前もって予防接種を受けておく必要があります。