中古車の価格は、クルマそのものの人気と、年式や走行距離などの車の状態で決まります。 中古車市場の価格は人気と需要で決まるため、新車時に数百万円の、ボディサイズが大きい車と、百万円台前半で使い勝手がいいコンパクトカーの価格が逆転することも少なくありません。 年式による価格差は、装備やパーツの経年の消耗や劣化が少ないことや、デザインや装備が発売当時の先進設備なので、年式が新しいほど便利な機能が多いためです。 走行距離は、ボディーやパーツの摩耗や消耗度合いの指標と考えられていますが、メンテナンスに熱心なオーナーかそうでないかのほうが、実際の状態には影響します。
しかし、オーナーがメンテナンスに熱心かそうでないかを評価するのは難しいので、中古車市場では、数値で表すことができて比較がしやすい走行距離を指標として利用しています。 ところで、新車で購入したオーナーを一人目として、中古車として販売されるまでに何人かの手にわたった車を複数オーナー、最初のオーナーが最近まで載っていた車をワンオーナーといいます。 新車で購入した最初のオーナーは、多くのメーカーで3年目までは保証期間で無償の点検を受けていたり、それ以後もメンテナスに手をかけて大切に乗っている傾向があります。 また、整備記録簿も、新車購入したディーラーではキチンと記載していることが多いのも魅力です。
中古車販売店で、気になる車がワンオーナー車だったら、購入の決め手の一つです。