バイク中古車は比較的新しい車種から1980年代あたりの名車として根強い人気を誇る車種など幅広い年代の車両を探す事が出来ます。バイクは実用というよりも趣味で乗る場合が多い乗り物ですので、こうして様々な種類の中から自分の好みに合った一台を探すというのも中古車の魅力の一つなのですが、その趣味性の高さ故の注意すべき点もあります。それはプライスボードなどからはなかなか読み取れませんが、前のオーナーーがどういう使い方をした車両であるのか?というところです。例えばレーサーレプリカなどはその性格からかなり車体に負荷がかかっている可能性があります。
サーキットや峠などで全開で走り続ければどんなに基本性能が高くても車体も痛みますし、転倒歴などもそれなりにあると思わなくてはなりません。もう一つの例では旧車などに多い事ですが暴走族の使用歴です。暴走族の走り方は推して知るべきですが、もちろん転倒もしますし無茶な改造もします。何より痛手なのがエンジンの空ぶかしで、これはエンジンを大きく痛めてしまいます。
こうしたバイクは中古車として市場に出る場合はほぼノーマルに戻されますので外見からはなかなか使用歴は分かりません。ですのでこうした外見からは分かりづらいダメージを負った車両を選んでしまわない為の自衛としては、相場より明らかに安い車両には手を出さない事です。年式・走行距離に対して値段が安いという事はそれなりに理由があると思った方が良いという事です。