一般の住宅であっても立体駐車場を設けることはできます。立体駐車場とは、何も非常に大型で都心部の商業施設とかタワーマンションなどに併設されるものだけを指すわけではありません。既にある程度普及していますので、このように書くだけで十分にイメージが湧く人も多いはずですが、1台の車をパレットの上に載せて持ち上げ、その下に別の車を駐車している住宅を見かけたことはおそらく誰にでもあるはずです。このようにすれば、スペース的には車1台分しかなくても、それを立体的に活用することで2台停めることができます。
買い物とか送迎など毎日の足がわりと、レジャー目的などで2台の車を持っている家庭もあるでしょう。あるいは、家族の人数構成の関係で、どうしても2台の車が必要という場合もあったりします。そういう場合に有用な立体駐車場ですが、もちろん考慮しなければならない点もあります。分かりやすいのは例えば重さや大きさです。
規格やサイズに幅はありますが、パレットに載せて持ち上げるという仕様上、あまりに重い車や大きい車には制限があったりもするからです。似たようなことですが、持ち上げる高さによっては、下に停める車の車高に影響を制限がかかる場合もあります。また、忘れてはならないこととして、上下に車を停めている場合、下の車を一度出庫しないと上の車だけを出港できない点もあります。別に、一人のドライバーが交互にやれば済むことではありますが、余計な手間がかかる可能性もあるわけです。